ヨガは、3000年ほど前にインドで誕生しました。長い年月の中で、
さまざまな流派が生まれ、発展していきました。
ヨガは心と体を鍛える修行の一環として宗教的な場面で
使われていましたが、最近は宗教としてやる方に限定されていなく、
ポピュラーなフィットネスオプションとして幅広く注目を浴びています。
国民の肥満が長年の問題となっているアメリカでも、数年前から体を
内面から鍛えるヨガがブームとなっており、ヨガ人口は2008年のアンケートで
1580万人、2012年のアンケートでは2040万人と上っていることが分かります。
日本でもブームに火が付き、現在のヨガ人口は100万人以上といわれ、その数は
年々増え続けています。数多くのジム、個人スタジオでレッスンが提供されています。
このように急激に人気になったヨガですが、有名人が広め役となったことが大きいようです。
1970年代には、瞑想目的としてビートルズがヨガの火付け役となり、ヒッピーたちの間で
どんどん広がっていきました。その後エアロビクスが流行したため一度人気が
おさまりましたが、90年代にはマドンナやジュリア・ロバーツ、二コール・キッドマンなど
誰もがうらやむ体系を持つセレブ達がヨガ愛好者ということで話題を集め、再び
人気に火がつきました。さらにスポーツ界でもヨガは広まり、テニスのマリア・シャラポア、
競泳会のイアン・ソープ、ゴルフのタイガー・ウッズらもけが防止、集中力アップの目的で
ヨガを取り入れています。